破砕フラフ原料の安定混合を得意とする混合システムです。
ALC-K410

ロスの少ない成形機直付け用混合システム
製造中に発生する厚み不良、成形不良、トリミングロスなど様々なロスは、出来るだけ多く、熱劣化なしに再利用したいものです。 その場合は一般的に粉砕・破砕され、再生原料として再利用されますが、混合するには嵩比重、形状などがバージン原料と大きく違う為、ホッパー内でブリッジが起きるような混合ムラが頻繁に発生します。 弊社のALC-K410 はそういった問題を解決する為に、粉砕、破砕原料とペレット原料を安定混合出来る、独自の重量計量と攪拌計量切出機能などを設けた、成形機直付け用混合システムです。 この混合システムを使うと、ロスを発生直後に粉砕・破砕状態にし、製品原料としていつでも再利用する事が出来る夢のようなシステムです。
原料の種類を選びません
混合数、混合量も含め、機能・機構はお客様毎、原料毎にカスタマイズします。
製品ラインナップ
K410なら原料の種類を選ばない!!
通常形状のペレット、異型ペレット、フラフ、粉砕、再生原料、粉など、各原料それぞれに重量式の計量切出装置により定量切出を行なうので、通常では混合の出来ない形状や比重の違う原料同士を混合することが可能です。 また、それぞれに大型ユニットや極小ユニットの選択が出来るので、混合比率の大きく異なった原料同士の混合も可能です。
混合数量・比率などをを自由に選択・変更出来るため、コンパウンド機としても使用されています。
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7種混合機
ペレット原料5種(内1種類は大容量)、再生原料2種
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5種混合機
ペレット原料4種(内2種類は大容量)、破砕原料1種
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5種混合機
ペレット原料4種(内1種類は大容量)、フラフ状原料1種
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9種混合機
ペレット原料9種
- ・混合数量は9種まで写真掲載しています。
- ・成形機の突出能力は数キロ~1トン/hまでです。
- ・再生原料は50%まで還元出来ます。
- ※上記、数値は目安でそれ以上も対応可能です。混合種類、混合比率、再生原料状態などにより総合的に検討いたします。
新製品!! 飢餓成形・二軸成形機用混合機
- ・粉砕材を50%以上還元可能(総合で800kg/h以上可能)
- ・1種類の材料を2箇所に分けることで高さを抑え清掃性向上し粉砕材をはさむように主材を切り出すのでよく混ざる。
粉砕材の1つのストック量を減らしブリッジを防ぐ
ALC-K410をお勧めする使用例
- 1加工機で発生したロスを100%再生原料として押出成形機へ戻すことによりコストダウンが出来る
- 2トリミングで発生した厚物のロスを破砕により100%再生原料として使用できる
- 3トリミングで発生した薄物のロスを破砕により100%再生原料として使用できる
- 4社内発生のロスを一括して大型混合機で安定混合できる
- 5従来コンパウンドメーカーに依頼していた原料を社内自社製作(成形機へ各材料を直接投入)することによりコストダウンが出来る
計量機に設置出来る特殊ユニット
粉砕用ユニット
破砕用ユニット
粉体用ユニット
再生原料に合わせた特殊ユニットをお作りします。
(ペレット原料用の標準混合ユニット、極小・大型混合ユニットも使用可能)
主な機能と特徴
原料補完調整機能メリット
-再生原料の供給増減による混合ムラの回避、比率ムラの回避
ロスは発生した直後、すぐに粉砕・破砕し再使用することで、様々なデメリットを抑えメリットを生み出します。 しかし、トリミングのような必然的なロスもあれば成形不良などの偶発的なロスもあり、また、粉砕・破砕機の調子などによっても再生原料の供給は安定しないことが実情です。 再生原料があっても、なくても、多くても、少なくても、同一の安定した製品をつくらなければなりません。
ALC-K410は再生原料の供給量を補完・調整し、いかなる場合でも混合比が変わらない安定した製品作りが出来ます。
成形量は、押出制御によって、100kg/h で安定しているとします。
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1.再生原料の供給がストップした場合。
(立上時など、再生原料がない場合も同様) -
2.再生原料を20%(=20kg/h)投入する場合
(再生原料には30%の添加剤を含む) -
3.再生原料が少なくなり 5%(=5kg/h)投入に変更
(再生原料には30%の添加剤を含む)主原料と添加剤の量を増やし 再生原料の減少分を補完することによって、総量は100kg/h を維持しながら、添加剤比率を守ります。