単層押出機でもスクリューのコゲや磨耗、 網詰まりなどにより押出量は変化するものです。 そこに、混合ムラが発生すると更に押出量の変化が起きます。 この押出量の現在値を把握することは多層になればなるほど 更に難しいものと思われます。 これらの要素を常に計測、コントロールすることで、 どこを取っても金太郎アメ状態の製品作りが出来るようになります。
QBシリーズ(2~5層機用)
各層の押出量を統括・制御
弊社独自のクイック重量計量システムと安定した切出しシステムを有した、高精度混合機を 多層機の各層押出機に設置します。 押出量計量を各層毎に行い、設定した目標押出量になるように各層押出機のスクリュー回転数を自動コントロールし、常に層間比率が変わらない製品作りが出来るシステムです。総合的なメリット
弊社の多層機仕様は、各層の押出機にまぜコンや厚コンなどの計量機を設置し、 押出制御・混合制御を基本制御とした、大きな柱をそのままに、各層の計量機を統括する 集中制御を行います。ここで、各層の情報を管理し、押出量の層間比率の制御を行う ことによって、混合ムラもなく各層の厚みムラも起こる事なく全く同じ状態(金太郎アメ状態)の フィルムなどの成形品を作ることができます。 「混合制御」+「押出制御」+「引取制御」+「層間比率制御」を標準装備した 多層機用まぜコンQB-03・QB-04はどこにもない優れた製品です。目標切出量の設定方法
多層機は3種類のデータ設定方法が選択可能です。①比率設定方法
総合押出量が120kg/hで各層の押出量比率設定を 2:3:1 とした場合
第1層が40kg/h、第2層が60kg/h、第3層が20kg/h になるように制御する。
②厚み設定方法
総合押出量が120kg/hで各層の厚み比率設定を 2:3:1 とした場合
第1層が40kg/h、第2層が60kg/h、第3層が20kg/h になるように制御する。- ※係数(比重)が同じ場合。 係数が違う場合は押出量目標値が上記と違います。